インフルエンサー採用にネガティブなイメージ持ちすぎじゃない?好きなことが仕事につながる時代

30 October 2019 2,582Views
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「インフルエンサー採用」という言葉がSNSで話題になっていたのですが、どちらかというとネガティブな意見が目立ったため、思ったことを書いていきます。

テレビで就活の新しいカタチとしてインフルエンサー採用が紹介されたため、この言葉が初見だった人たちが反応したのかな。下記のツイートでも書きましたが、インフルエンサー採用、3年前くらいから活発になってきた印象で、早いところだと2015年あたりから始まっていたなという記憶があります。

SNSにはネガティブな意見が目立つインフルエンサー採用

Twitterではトレンドとなっていたので、キーワードを追ってみると、どちらかというとネガティブな意見が目立ちました。

…という感じで、そもそも世間はインフルエンサーという存在自体にポジティブでないように感じられますが、「インフルエンサー=陽キャでもリア充でも美人でもイケメン」でもないということは、彼らと関わっている身として声を大にして言いたい。プレイヤーじゃない人からは、「遊んでるだけで支持を得ている陽キャ」と大きく勘違いされることもあるかと思いますが、彼らは努力とPDCAの人たちでしかない。

中には、「楽して内定もらいやがって」とか「真面目にやってる人が報われない」という嫉妬?みたいな感情が見て取れたり、自分の経験した苦労体験を味わっていないことへの嫌悪?みたいなものを感じました。でも、そもそも社会とは不平等なものだし、就活に有利に働くということは企業にとって、何らかの価値があるからでしかないんですよね。

就職して企業で働くインフルエンサーって素晴らしくない?

ちなみになんですが、インフルエンサーの金額の相場を知っていますか?

つい先日、ミキの京都市のPRツイート1件に50万円というニュースが話題になりましたよね。あれは吉本という事務所が案件を受注しているのですが、基本的にインフルエンサーとは個人事業主であることが多いです。

金額の相場ですが、事務所に所属してるorしてない/稼働ありorなしで変動したりもしますが、インスタグラムでいうとフォロワー数×2円〜2.5円が最近では多い印象です。商材や案件によっては×3円なんて金額も往々にしてあります。

例えば、インスタグラムのフォロワーが20万人いるインフルエンサーの1投稿の金額は40~50万円になったりします。そう考えるとミキのツイート案件って別に、とりわけズレた金銭感覚でもないんですよね。税金の使い道として、費用対効果があるかどうかというとなんとも言えませんが、ローラのこのPRはOKでミキはNGなのってなんでですかね? ローラのPRはグロスで3000万とかかかってないですかね?(もっとかも)

これ、本当はインスタに投稿されてた案件だったんだけど、インスタ探しても見当たらなかったから使用期限切れたかアーカイブされたのかな?

話を戻すと、芸能人ではない普通の大学生や高校生が月に数十万稼ぐのを可能にしてくれたのがSNSなんですよね、そんな状況で企業に属そうと思うことが尊くないですか? インフルエンサー採用と言っても、初任給は大卒平均よりちょい毛が生えたくらいですからね。新卒フリーランスで個人事業主してた方が、短期的には稼げますし、天井が見えたタイミングで、実績を武器に就職する選択肢もある中で就職をするっていうのが堅実だなって思います。

逆も然りで、会社員だったけれど趣味でやってたインスタが爆発的に人気になって、インフルエンサー収入が月収を上回り退職し独立する人も多いです。企業側の課題で、そうした人たちをコミットさせて長く働いてもらえる制度を作っていく必要性もありそう。

インフルエンサー採用は全業界で有効ではない

ちなみに、インフルエンサー採用で内定をもらうインフルエンサー(即戦力)って、クリエイティブ面や宣伝広告、SNS運用などで実力を最大限発揮してるイメージがあります。が、それを必要としている業界と、そんなの関係ねえって業界があるので、一概にインフルエンサーの採用枠がコツコツ努力している系就活生であるあなたの一枠を奪うということでもないです。

SNSマーケやインフルエンサー事務所、ファッションや広告代理店などではインフルエンサー採用って増えてる印象ですが、例えば金融、証券、公務員などなどインフルエンサー採用なんて確実にやらない業界もあるので、自分の志望業界によっては彼らが脅威になることもないんです。

そもそも就職活動は、企業と学生のマッチングですから、自分の専門知識やスキル、人間性や面白さなど、企業の求める人物像やビジョンにマッチしているか、両想いであるかが重要、面接などで落ちるということは、それは自分の力不足というだけでなく単に企業風土にマッチしてなかったんだなってくらいに考えて落ち込む必要もないんじゃないかな。

インフルエンサーは努力の人!

インフルエンサー採用にネガティブなイメージ持ちすぎじゃない?好きなことが仕事につながる時代

勝手に陽キャ認定をされているインフルエンサーですが、一口にインフルエンサーと言ってもジャンルは様々。顔出ししてる人、してない人、使っているSNSも様々です。

彼らに共通していることは、日々の発信をルーティン化させ、常にフォロワー(ファン)の視点に立ち、ものすごい労力と時間をSNSに費やしてPDCAをブン回していること。その手間って本当に常人が1日2日でできることではないんですよ。

 

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このクオリティの投稿を毎日アウトプットできますか? ファンの視点に立ち常に改善活動を行えますか? 日々新しいことにチャレンジできますか? 同じことを同じように毎日できるようになってからインフルエンサー採用を批判してみてはいかがでしょうか。

僕は彼らのことを本当に尊敬しているし、就活期間だけ髪を黒くしてリクルートスーツを着て、「学生時代に頑張ったことはバイトとサークルです」みたいな定型文のような就職活動をする人たちの何倍も企業から「欲しい」と思わせる魅力を持っている人たちだなと思います。

少し話が逸れますが、田端さんの名言で好きなものがあるのですが、メディアやコンテンツに携わる人でフォロワー1000人もいかない人は、インフルエンサーからコンテンツ力や発信力を吸収して欲しいなと思います。

 

最後に…

今、めっちゃ眠い中で書いてたから(3:30AM)誤字脱字や支離滅裂な部分があったらすみません!

そんなSNSの最新情報や、これからのSNSについてのトークショー@東京モーターショー10代未来会議でお話しします。興味ある方は是非来てください。明日から使える得する情報を持ち帰って欲しいと思っています。では!

11月3日 10代未来会議@東京モーターショーに登壇します!会いに来てね!

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30 October 2019
佐野 恭平

月間300万PVのメンズファッションメディア『MTRL(マテリアル)』の編集長。インターンやモデルも募集しています! TWITTER : @kyohei_sano  INSTAGRAM: KYOHEISANO

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