最近思うんだけど、お金の話のできない社会人って意外と多い。会社員ならギリセーフでもいいと思うんだけど、これがフリーランスとかだったら絶対に死んじゃうよ…。
お金の話ができない人の特徴って、育ってきた環境に依存すると思った。たぶん、親とかからお金の話をすること自体が「意地汚いことだ」「悪いことだ」とネガティブなイメージで刷り込まれた結果なんだと思う。あと、世帯年収の低い家庭で育った人ほどお金の話が苦手な印象(完全なるイメージです)。
たしかにお金にガメツイ人は嫌われることもあるかもしれない。だけど、お金を稼ぐって生きる上で最低限の必要なスキルだと思うわけで、交渉ができない人は不当に扱われる可能性が高くなる。
仕事をして気がついたことは、お金というのは誰にとっても平等な超分かりやすい価値の尺度だ。
あくまで尺度であって、それ自体に価値のあるものではない。
1万円のサービスに支払う1万円札という紙幣は1万円分の価値を可視化するためのパワーの交換ツールだ。
堀江さんの本にも書いてあったけど、お金というのは信用である。
仕事において案件が通らないで悩んでいる人は、提案の中身にも問題があるのかもしれないけど、本人の信用が低い可能性もある。
お金を稼ぐって、信用がいる。会社をやっててつくづく思う。
会社の活動でお金にまつわる部分にはすべて信用が関わる。信用を築けなければお金は引っ張れないし、継続的な仕事はできない。
だから、企業に営業をする人がいたら、まず信用を得てほしい。信用こそが相手を攻略するために必要なことだ。金額の話ではない。
ここで言っている「信用」って言葉の意味はどこまでも深いです。結果を出すことも信用だし、連絡を密に取り合うのも信用。
今日は編集会議でも似たようなことを話した。お金は信用の置き換えだ。お金のある人って、まわりから信用されている人が多いし、社会的にも信用のある人だよね、って。
帰り道、カフェに寄って自分の財布の中身を見た。
700円しか入っていなかった……。
はやく信用ある大人になりたい。
================
■佐野恭平Twitter
@kyohei_sano
■佐野恭平LINE@
LINE@
■MTRLの人気企画書籍化!
■広告出稿のお問い合わせ
株式会社MTRLまで