夢を見てもいい場所を作りたかった

06 December 2015 5,205Views

夜中、急に感傷的になっていてもたってもいられなくなった。

SNSでも誰もタイムラインを動かさない時間帯に、自分のブログを遡った。読まなくても知っているはずの自分のことばを、自分自身に忘れられていたことに驚く。

自分のことばさえ忘れてしまうから、ログをとるのは大事。積み重ねた分だけ、自分が書いた自分を励ますことばの辞書が厚くなる。

— 佐野恭平 (@kyohei_sano) 2015, 12月 5

自分が設定したハードルの高さが、なかなか高くて自信をなくしかけていた12月。「前に進むしかない」って言うのは、立ち止まって振り返ってみた自分自身だった。

以前、BLOG HOMMEで下記のエントリを書いたけど、MTRL_BLOGというブログサービスをリリースしたのは、社員以外の日報を見たかった、という思いもあります。

【佐野版】SNSに投稿するのは大事だよ話 – 佐野恭平 | BLOG HOMME Next culture is here. http://bulk.co.jp/bloghomme/kyoheisano/021910426

「過去は振り返らない主義」とかあんまカッコイイこと言えない僕は、たまに自分の書いたブログを見て、過去の考え方との違いを発見したり、例えば辛かった日の自分に会って、「大丈夫、未来は楽しい！」って言ってあげたいんだ。

ブログはさ、大切に大切に、自分だけのためでいいんだよ。

黒い過去も空回りで青い日々も今の自分が優しく受け止めてくれるようにできてる。
だって、自分のブログの一番の読者は自分なんだから！

励ましに行ったんじゃなくて、励まされてきた。なんだか、すごくエコなシステム！

ブログが長続きしない方は、こちらを読んでみるといいかも。
『【14新卒向け】SNSに投稿するのは大事だよ話』
⇒ http://amba.to/1hy6waE

そこから、自分の過去のアメブロのアーカイブなんかも眺めていたわけです。

そこで気づいたんだけど、自分が先日マイナビ進学U17のインタビューで語っていたことって、少なくとも２年以上前から言っていたことだったんだなと。

『バイラルとかキュレーションとか』
⇒ http://amba.to/1lETopG

今は、オリジナルコンテンツで、まるでキュレーションのように企画がまとめてあるサービスにすごく興味があるし、それを見てみたい。

それって何なの？って聞かれたら、紙じゃない雑誌と答えるだろうけど。

MTRLで使っているモデルの歳生についても、こんなことを書いていた。

『『men’s egg休刊』に寄せて。』
⇒ http://amba.to/GJBkXc

よくクライアントと話しをしていると「やっぱり紙が好きなんですよねー。」って業界の人と話せば７割がたこう言ってる。
にも関わらず、広告費の内訳で紙に使われる額の反比例っぷり。

極端なところは「９割はリスティングにかけます！」って…。

紙媒体を守れるクライアントがいない。これが一番悲しいこと。

そして、今回の休刊で一番かわいそうだと思ったのがモデル。

去年から仲良くしてて、まだ人気が爆発する前に自分がプロデュースしてるカラコンのモデルに使った今福というモデルがいるんだけど、彼と昔話した時に”メンズエッグのモデルになるのが中学からの夢だった”って言ってたんだよね。
だから、メンエグのモデルとしてどんどん活躍していく福くんはやっぱ輝いてたし、他のモデルには感じない熱さを持ってるなーと思った。真剣に応援したいと思った。

人間て、夢を持つことが誰でもできることじゃないって思うんだけどさ、その中で夢を叶えてる人って一体全人類の何％？って感じ。

終わらない夢ってないのかなー？

”時代”って言って何もかも取り上げないであげて欲しいな。終わらない夢を若者にこそ見させてあげてほしい。じゃないと、こんな世界つまんないって悲観しちゃうでしょ。

僕は今、夢を見せてあげられているかな？

少なくとも、歳生は今、すごくキラキラしていると昨日の撮影のデータを眺めながら思った。