今日は燃え殻さんと恵比寿で飲んできました。
お互い詳しくない恵比寿でお店も決めずに「どーにかなるでしょう」と言いながら、華金の19時過ぎ。実際にどーにかなってしまうから先週アポして今日会おうという話になったんだろう。生ビールと寒ブリと楽しいお話。
燃え殻さん↓
昔、工場でエクレアを箱詰めするバイトで、早さを競ったら工場の歴史上一番のタイムを叩き出し賞状と時給50円UPされた事があった。今日壮絶なミスをしてトイレで豚の様に泣いた。誰にでも一つは人より秀でた事があると聞いた事がある。俺にとってそれがエクレア詰めだった可能性の高さに二度泣けた
— 燃え殻 (@Pirate_Radio_) 2015, 2月 9
燃え殻さんのツイートは、ことばは、どれもノンフィクションで、なのに詩的だ。 前回、お会いして話をした後に、僕はこんなツイートをしている。
燃え殻さん @Pirate_Radio_ の言葉を借りると、MTRLみたいなメディアは「パルプ・フィクションでいい」。つまらなくても、くだらなくても、恵比寿から五反田までの数分間が、そんな「くだらない」で埋まったら僕としては嬉しい。「くだらねぇ!」とか最高に褒め言葉じゃん! — 佐野恭平 (@kyohei_sano) 2015, 7月 11
この考え方は今でも変わっていなくて、メディアが乱立し、人の可処分時間を奪い合う中で、僕たちは何かイノベーションを起こしたいわけでも、壮大な夢の話をするわけでも、大それたメッセージを押し付けるわけでもなく、「くだらねえな」と吹き出したその一駅分の時間をMTRLに費やしてくれたことに価値を見出す。
@kyohei_sano 本当は目黒で降りたかったのに、くだらなくて最高で目が離せなくて気付いたら一駅越えて五反田だったなんてメディアを作ってください。佐野さんのパルプフィクション、楽しみにしてます
— 燃え殻 (@Pirate_Radio_) 2015, 7月 11
テーブルに切り刻みの刑に遭う前のイカが運ばれてきた。
僕と燃え殻さんは、仮に高校時代同じクラスにいても絶対に友達にはなっていないだろう。修学旅行でも同じ班にはなっていないだろう。だけど、インターネットがあったから、仲良くなれた。今はそういう時代だ。
そんな話をしていたら、先ほどのイカが姿を変えて再びテーブルに運ばれてきた。
今日、燃え殻さんと飲みながら話をしていて、目から鱗だった考え方があるのでブログでこっそりシェアします。
何者にもなりたくない。
僕たちは、何者かになりたくて、なりたい何者かに縛られている。何者にもなりたくないという考え方は新鮮で、はあちゅうの本にある”何者かになりたい”という言葉の反対の意味に捉えられるかもしれないけど、何者かになりたいという考えも、何者でもいたくないという考えも、どちらも”前に進みたい”という想いを含んでいる。ネガティブそうな言葉にみえて実はポジティブだ。
また、”夢や希望は持たない強さもある。”と語ってもいた。
人と話すということは、自分にない価値観を吸収することの連続だ。だから楽しいし、意味がある。会いたい人がたくさんいる。願えば叶う”二酸化炭素”の濃度が高い東京で、会いたい人に会える自分をつくる。
そういえば! インタビューを掲載していただいていたマイナビ進学U17のランキングに入っていました。
嬉しい!
まだ、読んでいない人に見てほしいな。
【掲載】高校生向けメディア「マイナビ進学U17」さんでインタビュー | MTRL BLOG(佐野 恭平) http://blog.mtrl.tokyo/9153
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