インターンとして失敗例になってしまった話

12 May 2016 123,466Views
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MTRLインターン生でした。

僕は自分で期限を決めて、採用して頂きました。地方に住んでいるため大学が春休みの間だけの2ヶ月間の採用でした。

 

採用されて東京に入る前から言われていたアウトプットと、最後まで言われ続けたことはずっと一緒でした。最初の一ヶ月は現場を知るため、仕事を知るためと自分にも会社にも嘘つきただ雑務をこなして過ごしました。

残りの一ヶ月には自分の名刺も作っていただき、仕事用のメールアドレスも与えられ、対外的なやり取りには何1つ不便がない環境が整っていました。それでも僕は行動しませんでした。カメラロールは積極的に容量が増えていくのに。

 

会議は毎週出席していました。参加は3週に一回程度でした。言い訳をするならば、なにも考えていなかったわけではありません。考えてはいました。でも全然出ませんでした。自分は企画をしたいと面接で答えました。それは嘘偽りなく本当にそれがしたくて。高校、大学と行事や催し物の際は中心になることも多く学校外の活動でも、なかなか普通の人には携わることができない環境の中にいました。それが自分の成功体験になっていたんだと思います。他の人が作ったものに色を塗るだけの作業をぼくは企画と呼んでいたのかもしれません。

会議では何も発言できず、経験不足であると共に考えようとする力が皆無であることを改めて痛感しました。”学生にそこまで求めるのはおかしい”という意見も見ましたが、受身な学生ではないということを前提に採用していただきましたし、発言を求めなければ何を求めるのですか?議事録取るだけで評価されてしまう様な世の中なのでしょうか。

 

撮影があれば朝から日が暮れるまで拘束されます。もちろんその分の時給が発生します。でも、やっていることは荷物番です。なぜその時に記事の1つでも書かなかったのだろう。と、今の僕なら思いますし、その時は僕以外の誰もが思っていたのかもしれません。そんなレベルの作業ならモデルのことが好きな子に「荷物見ててね、モデルと話すのは自由だから。」といえばボランティアでやってくれるでしょう。現場を見ているのにもかかわらず発言もしなければ立派な給料泥棒です。

僕はフットワークが軽いこと、行動力があることを長所だと思っていました。でもそんなものは最初から無くて、自分の興味ややりたいこと、自分が怪我をしないことへのミーハー心しかないんだなと知りました。本当にフットワークが軽ければ食レポの記事を5つは書けたでしょう。すぐに動くことができるように、わざわざ東京で2ヶ月間住むことを決めたはずなのに。いつしか、都内に住む自分に酔って遊ぶことを中心に考えていました。それは、怒られて当然です。

 

このインターンを通して学べたことは、自発的に動くことができない人間であると痛感しました。どれだけ環境を整えられても、どれだけ現場を見ても僕は作業レベルの仕事しかできない上に任せられたものすら最後までやり遂げれない人間なんだなと。2ヶ月間と決められた期間の中で1日たりとも無駄にできないことは明確でした。

今まで生きていてそんなことすら自己分析できていなかった自分を恥ずかしく思うのと同時に、インターンに来ていなかったらこのままずっと成功体験の様ななにかで、鼻が伸びっぱなしの人生を生きていたのかもしれません。

親や先生以外の”大人”に怒られたことはほとんどありません。バイト先でも注意レベルです。ですが、インターン期間終了前に個別でお話しさせて頂いて、ダメな点をきちんと教えてくださる方に出会えて僕は本当に感謝しています。こんな機会、社会に出てもそうそうあるとは思えません。それほど僕らインターンのことを想ってくださっていました。

 

「結果を出せないという結果」

これが2ヶ月間のインターンの総括であり、本当にその通りであったと思います。

ここまでの文章を見ても本当に綺麗ごとしかかけないクソガキだなって自分で思います。これでも、何も成長していない。手は動かさないくせに口は動くって本当にこういうことですね。「こう思っていた」とか「今はこう思う」とか第三者みたいな表現をする自分に腹が立ちます。つくづく自分はダメなやつだと再確認しました。成功体験に終わらず済んだこと感謝しています。

環境が変わったって自分が本気で変わろうとしない限り変われません。やる気がある様に見せかけてきた人生でした。実はその言葉は今回初めてでは無く高校の頃も言われていました。「やる気がある様に見せるのはとても上手いし、なんなら本当にできそうかの様に言う。」と。東京から帰ってきて親に話した時にも同じこと言われました。

MTRLに所属するという不純な動機で塗り固めた2ヶ月間でしたが、1つ1つのことに対して全力で向き合っていました。結果を出してないから言い訳でしかないですが。

この経験は今後の人生の大きな糧になりました。このタイミングで経験できてよかった!口だけ野郎にはもうなりたくない。でも、改善策は見当たらない。

 

 

二ヶ月間本当にたくさんの方にお世話になりました。至らない点しかありませんでした。心より感謝しております。感謝しかありません。本当に本当にありがとうございました。

12 May 2016
MTRL インターン

MTRL編集部の大学生インターンです!

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