今日から、cakesで燃え殻さんのエッセイ連載が始まりましたね!楽しみにしてました。
[無料記事]最愛のブスに〝友達リクエストが送信されました〟|燃え殻 @Pirate_Radio_ https://cakes.mu/posts/12303
元々、燃え殻さんのツイートが好きで、こうして140文字では収まりきらないテキストを読めるのはすごく幸せなことです。
最後に会ったのは1999年の夏、渋谷のロフト。リップクリームが買いたいと出掛けたなんでもないデートだった。別れ際「今度、CD持ってくるね」と彼女は言った。それが彼女との最終回だった。月9ドラマは別れるにしてもハッピーエンドになるにしてもちゃんと12回で人間関係は必ず集約していく。だけど現実の最期のセリフは「今度、CD持ってくるね」だったりする。
今とあの頃が交差する世界の中で、”どっちもしょうもないけど、なんでだかあの頃が、最強に輝いて思える。夢もない、希望もない、ノーフューチャーなリアルに「最愛のブス」がいただけなのに――”と表現している。胸がザワついた。
もう戻れないあの頃は、どんなにドン底でも、クズくても、希望がなくても、振り返ってみたらそう思えるのだろうか…。そんな自問自答が頭に浮かんだ。
燃え殻さんの(たぶん)ノンフィクションなストーリーは、絶望のような希望として、僕たちのストーリーを思い返させる。それが、誰もが共有できる絶望とか希望かは分からないけど、少なくとも不完全に輝こうとする僕たちの後悔みたいな過去に優しく響いてる気がした。
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