知り合いの舞台をみたときのことなんですが、全然泣けたりするような場面でもなんでもなかったんだけど、個人的に目頭が熱くなって。笑
華やかなものはキレイで、ただ憧れてしまうけど、スポットライトが照らしているのはステージの上のほんの一部分のみで、光が当たらない場所があるから輝きが増すのだろう。だけどスポットライトは同じ場所を照らし続けたりはしない。
きっと、それは誰もが心のどこかで知っていて、充実と不安は同居しているものだと思う。
一度は、いわゆる”栄光”のようなものを掴んだ人が、静かに終わっていくのを何度も見たことがある。
今回、このブログで取り上げている出来事も、一度は”終わった認定”された人のお話。
くすぶっていることを知っていたし、悩んでいるのも知っていたし、落ちていたのも知っていた。その一番落ちていた時期を見ていたからこそ、あの輝いてる瞬間を、見たままを一部として切り取ることができなかった。
出口が見えないような暗い日々を、迷いながら、探して、辿りついたスポットライトだったんだろうって思ったから、本人が見せていなかった過程がみえた気がして、感動してしまったんだと思う。ステージを下から見る客席に、その苦労を知る人がいないことが、なんか素敵だったし、残酷だった。
そして、あのステージは、迷いや努力を乗り越えたからこそ用意されたものだということも知っている。そこに、ただただ愛を感じてしまって、勘繰りすぎかもしれないけど、言い表せないくらい心に響いた。
「良い意味で吹っ切れた」みたいな言葉をよく聞くけど、吹っ切れてるっていうより、ずっと変わらず、当たり前のことをコツコツ続けていたんだなって思った。
ベースがない人に、それはできない。
逆に、ベースがしっかり築けている人は、例え何かあっても、大丈夫。こうしていつかはちゃんと戻ってこれるし、苦労した時期を乗り越えた分、輝きが増すんだろうね。
そんなお話でした!
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