昨日の夜は、久しぶりに大学時代の同級生とプチ同窓会でした。
大学時代の集まりは決まってみんなで牛角でしたが、もう大人だし(でもコスパは大事!)ということで東京苑へ。
肉ほど写真映えする食べ物はありませんね!
そんな、久しぶりに会う大学時代の友達と近況報告をしていたんだけど、一体どこからが近況だっけ?って話。
留年のため、1年遅れて社会人生活をスタートするも1ヶ月で退職、その後自営業の実家に帰省した友人は、誰よりも結婚への距離が遠いと思われていた。まわりの友人がパドックを数周する中、まだゲートインの状態かと思っていたけど、地元の街コンで出会った彼女と2週間でデキ婚し、今では娘が爆誕。
ここまではおめでたい話に聞こえるけれど、現実はちょっと残酷。
自営業の親が上司という環境で、長時間の重労働にプライベートとの境目がない日々が鬱を発症させていた。結論からいうと、彼は仕事を休職し、今は都内で療養の日々を過ごしていた。近況報告で書き換えられた”近況”が、決してFacebook向きでない内容に、リアルを感じた。
大学3年で夢への交渉を開始した友人は、デザインの専門学校と大学生活のダブルスクールを両立。卒業後、1年は専門学生だったため、彼も1年遅れの社会人生活ではあったけど、約1年で就職したリフォーム会社を離職、その後、少し長めの求職期間を経て、今の仕事に。
書き換えられた近況は、初めての部下ができたけど流星の如く辞めていったということ。その部下の仕事に対する姿勢や、できないことへの言い訳が、まるで昔の自分を見ているようだった、と言うのだ。しかも、口頭で注意したところ、他の社員に「あの人なんなんすか!」と悪口を言われる始末(笑)。
もしかしたら、人は経験を積むと、姿を変えた昔の自分に遭遇するのかもしれない。
そんなとき、どんな風に対処するのが正解なのだろう。
自分に置き換えてみても、なかなか耳の痛い話である。会社員時代、こんな上司の発言や態度が嫌だった、という上司の姿は、きっと今の自分にリンクしているのでは?
もしかしたら、自分がその立場になってみなければ分からない苦労や考え方があるのかもしれない。自分が当時の上司に対してとっていた行動や言葉が、今は姿を変えた昔の自分が投げかけてくる。
人の悩みは、それぞれが深くて、解決することはできないけど、少しだけ心労がリセットされて、次の近況は今日より良い報告でありたいと思ったのでした。
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