born to be…

14 May 2016 5,712Views
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先日、kakeruの初代編集長のえとみほさんのツイートを見てハッとした。

えとみほさんほどの人でもビジネスにおいて「さみしい」と思うことがあるのかという驚き。

“フルコミットは私1人”というワードに自分の姿が重なった。経営者やリーダーはみんな孤独だと思う。こんなペーペーの自分でさえも実感しているのだから、えとみほさんの抱えているものの大きさは計り知れないな。笑

経営者の立場は置いておいて、編集長としての立場でも同じことが言える。コンテンツを突き詰めるという役割は孤独との戦いだ。仲間はもちろん必要だ。でも、自分の信じる面白さとかカッコよさを追求することで一定のまわりはついて来れず離れていくし、妥協とかいろんなものとのぶつかり合いの連続で”頑張ってるのが自分だけ”状態に見えてしまうことはある。ま、そりゃ自分は頑張るよね、当然。

同じベクトルで進む組織の中でも、コンテンツによっては感性のぶつかり合いになるから、ハコの持つコンセプトやユーザー(読者)のことを信じる。真摯に向き合うべきは内部の顔色じゃなくてそこだけ。

編集者やライターの”怠慢”っていうのは、納期や金額などの要素に邪魔されて(もちろん守るものなんだけど)ユーザーや読者よりも優先されてしまうとき、妥協として結果に出るんじゃないかなと思う。

納期を守ることはもちろんマストなんだけど、納期を守ってればいいってもんじゃないし、自己満足でもダメ。その先の、このテキストを読むユーザーのことを考えないと。常に”届けよう”って思わないと。そんな気持ち持ててますか? 「この仕事はいくらの案件で何日までの納期で〜」そればかりが頭の先にありませんか?

正直、自分が孤独感に陥るときの原因はこういう熱量の不一致のタイミングが多い。編集長でなく、経営者としての面から言うと金額と納期はとても大切なんですけどね。だから難しい。その両立って、言葉でいうほど簡単じゃないから。

自分の書いたこのテキストが、自分の作ったこの企画が、読者の目に届いて少しでも「くだらねぇな」って笑ってくれたらいいなって、その気持ちだけなんだよね。そのためだけに「届け届け」って思って作ってる。自分の感覚を人にも適用していた頃があって、それが上記の孤独感の原因だったんだけど。自分はいつからこうで、なんのキッカケでこうなったのか、考えてみたら小学生の頃からだ。

小学生の頃、学級新聞を作っていた時期があって、その頃はじめて誰かにこれを「読んでほしい」という気持ちが芽生えた。当時の先生が生徒の自主性を重んじて(?)くれていて、学級新聞以外にも自分が制作した新聞をプリントしてクラスに貼ってくれた。『子ねずみ新聞』だったかな、なんか謎の発行物。笑

小学生だし、お金じゃなくて純粋に「誰かに見て楽しんでもらいたい」って気持ちだけで、それが、やっぱり今も変わらなくて。だから、今の仕事に不思議な縁を感じてる。

仲良しのはあちゅうのエッセイのなかに『born to be a writer』という話があるんだけど、最近、自分自身もようやく自分の運命を感じたりしはじめている。

小学生の頃の新聞を作ってみんなに楽しんでもらっていた過去と、高校大学と読者モデルをして雑誌に出る側の経験をしていた過去と…

すべてがちゃんと今に繋がっているんじゃないかって気持ちになる。だったら、今、自分がしているこの仕事は、すべき仕事なんだって。ものすごい当事者意識を持ちながらやっています。笑

「自分にしかできない」ってね。

 
僕のborn to be のあとには何が続くのだろう。

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14 May 2016
佐野 恭平

MTRL編集長  ライター/編集者 雑誌『JUNON(ジュノン)』にて毎月コラムを連載中。 TWITTER : @kyohei_sano  INSTAGRAM: KYOHEISANO

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